☆アミノ酸についての多数の研究がなされアディクション回復の明らかな効果が示されている。薬物の欲求や禁欲症状は脳内の報酬センターに於ける神経伝達物質や酵素の機能異常である。今日までのアミノ酸の研究でストレスの低下、うつの改善、グルコースや神経伝達物質受容体の機能を改善し、セロトニン、ドーパミン、エンケファリン、タウリン、GABA等の適切なレベルを改善させられることが判明している。"Staying Clean and Sober" Drs. Merlene and David Millerより
☆アミノサプリメントによるダイエットは直接脳に働きかけ欲望を抑えます
☆4種類のアミノ酸は脳報酬系の正常な働き(生き生きとしたいい気分を得るための働き)に必要なものです。
DLフェニルアラニン
DLフェニルアラニンはエンケファリン分解酵素を阻害することにより、脳内報酬系で重要なエンケファリン量を増やします。エンケファリンは脳、脊髄、副腎で作られる天然のモルヒネ様鎮痛物質です。痛みの予防に役立つだけでなく、喜びや幸福感といった感情を作り出し、ストレスを軽減し、モチベーションを維持しています。エンケファリン量の不足はアルコール依存症、離脱症状、再発に関連していて、エンケファリン量の増加はアルコール摂取量を減少させます。
L-トリプトファン
L-トリプトファンは、渇望を減らすセロトニンとリラックスした睡眠に関係するメラトニンの量を増やします。トリプトファン摂取量が不足していると、セロトニン量が低下し、うつ病、不安、神経過敏、不眠を引き起こし、疼痛閾値は低下します。結果として、アルコール/薬物乱用、炭水化物の過食、多動、怒り、暴力、性的乱交、コントロールできないギャンブルなどの行動につながることがあります。トリプトファン摂取により自然なリラックス、精神安定、抗うつ、睡眠補助作用があります。
L-チロシン
L--チロシンは注意力を高めエネルギッシュであるために必要なアミノ酸です。脳内興奮性伝達物質であるドーパミン・ノルアドレナリン量を増やします。甲状腺ホルモンの材料としても重要です。身体的、精神的、感情的に落ち込んだ時はチロシンがぴったりです。
L-グルタミン
L-グルタミンは渇望を抑えるアミノ酸です。脳内のGABA量を増やし、間接的にエンケファリン量も増やして、アルコール、コカインなど対象によらず渇望を減らし満足感を与えます。加えてL-グルタミンは、アルコール、アスピリン、イブプロフェンなどによる小腸内壁のダメージ(リーキーガット)を回復させるための燃料になります。また最も強力な解毒、抗酸化作用をもつグルタチオンの前駆体でもあります。
4.「報酬欠陥症候群」 国立精神神経医療研究センター 松本俊彦 監訳
5.「クリーンにしらふで生きるために」 翻訳:遠藤光政 他
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セロトニン量チェックリスト 名前:
0:ぜんぜんない。さっぱり分からない。
1:ときどきあるけど、たいした事はない。
2:ときどきだけど、けっこう大変。
3:よくある事だけど、たいした事ではない。
4:よくあるし、大変。
1)怒りっぽい 0 1 2 3 4
2)イライラする 0 1 2 3 4
3)短気・カンシャクを起こす 0 1 2 3 4
4)イライラすると壁を叩いたり、物を投げたりする 0 1 2 3 4
5)反社会的な感情や傾向がある 0 1 2 3 4
6)自分の行動が人にバカにされていないか考えて怖くなる0 1 2 3 4
7)自分が神経質な事が人にばれるのが怖い 0 1 2 3 4
8)少人数でのおしゃべりの場で、あまり発言はしない 0 1 2 3 4
9)少人数内で発言することに激しい苦痛や不安を覚える 0 1 2 3 4
10)衝動的に自分以外を攻撃したくなる 0 1 2 3 4
11)動物虐待の経験がある 0 1 2 3 4
12)18歳以降に殴り合いのケンカをしたことがある 0 1 2 3 4
13)せっかち、衝動的に行動する 0 1 2 3 4
14)肉体的に危険な行動を好む 0 1 2 3 4
15)精神的ストレスを感じる 0 1 2 3 4
16)ストレスをうまくコントロールできない 0 1 2 3 4
17)神経質、心配性になる 0 1 2 3 4
18)パニック発作が起きる 0 1 2 3 4
19)機嫌の変化が激しい 0 1 2 3 4
20)理由もないのに落ち込むことがある 0 1 2 3 4
21)意図的に自分を傷つけることがある 0 1 2 3 4
22)今までに自殺をしたくなったことがある 0 1 2 3 4
23)抑えがたい衝動や、イヤな考えが頭に浮かぶ 0 1 2 3 4
24)批判・非難・拒絶される事にとても敏感 0 1 2 3 4
25)自分自身の怒り悲しみに過敏に反応する 0 1 2 3 4
26)眠れない、眠りが浅い、夜中に目がさめる 0 1 2 3 4
27)夜型の生活、就寝時間が遅い 0 1 2 3 4
28)近しい人にべったり頼ってしまう 0 1 2 3 4
29)アルコール量が多い 0 1 2 3 4
30)大変な仕事後やストレス時にアルコールを強く欲する 0 1 2 3 4
31)アルコールは一杯飲むと止まらない 0 1 2 3 4
32)アルコールを飲むと暴力的になる、酒乱 0 1 2 3 4
33)アルコールを飲むと怖いものなしになる 0 1 2 3 4
34)毎日タバコを吸う 0 1 2 3 4
35)普通の人より汗が少ない 0 1 2 3 4
36)暴食をする 0 1 2 3 4
37)過食後に吐き出す 0 1 2 3 4
38)炭水化物、菓子、チョコレートが無性に食べたくなる 0 1 2 3 4
39)よく食べ物のことを考えていて、過食になる 0 1 2 3 4
40)食欲不振などの摂食障害がある 0 1 2 3 4
41)低血糖になる 0 1 2 3 4
42)脂っぽいものが無性に食べたくなる 0 1 2 3 4
43)体重を減らすために食欲抑制薬を服用している 0 1 2 3 4
44)低脂肪、低コレステロールダイエットをしている 0 1 2 3 4
45)コレステロール低下薬を服用している 0 1 2 3 4
46)血中総コレステロール値が低すぎる(150mg/dL以下)0 1 2 3 4
47)慢性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎・慢性下痢) 0 1 2 3 4
48)グルテン(小麦ライ麦)過敏症・セリアック病がある 0 1 2 3 4
49)太りすぎ、脂肪過多がある 0 1 2 3 4
50)天気の良しあしで機嫌が変わる 0 1 2 3 4
51)暑さに弱い 0 1 2 3 4
52)3ヶ月以上つづく痛みがある 0 1 2 3 4
53)偏頭痛を繰り返す 0 1 2 3 4
54)繊維筋痛症がある 0 1 2 3 4
55)普通よりもセックス回数やセックスパートナーが多い 0 1 2 3 4
56)脊柱側弯症がある 0 1 2 3 4
男性のみ:57)早漏である 0 1 2 3 4
女性のみ:58)月経前症候群がある 0 1 2 3 4
59)月経中にイライラしたり甘いものが欲しくなる 0 1 2 3 4
合計点数:_______
30点を超える場合にはセロトニン量の減少が考えられ、アミノ酸補充がお勧めです。 監修:ジェームズ・ブレイリー医師