アーカイブ | 9月 2020

発達障害グレーゾーン

最近、発達障害のこども達が増えていると言われています。以前は単なるいたずらっ子だったり、個性の違いと捉えられていたようなことが、生まれながらの脳機能の違いによることが分かってきました。そのような認識が学校の先生方やお母さん方に浸透して来ていることが数の増加に現れていると思います。

 

発達障害の診断は白か黒かで判断できるようなものではありませんのでグレーゾーンのこども達が多数いるということになります。はっきりはしていないが特定のいくつかの分野に関して周りのこども達に比べて明らかに劣っているということで心配されているお母さん方も多いと思います。発達障害かどうかを見極めるには一定数以上の問題が一定期間以上持続して存在するということを確認することが必要ですので専門家でもすぐに診断するということはできないと思います。それもあくまで主観的な判断になります。

 

知的障害が伴わない場合、人の脳の生育が達成される24才頃になると発達障害の約八割のこども達は、注意が続かない、落ちつかない、こだわりが強い、他の人とコミュニケーションがとりにくいなどのよくある問題はかなり軽減されると言われます。二割の人達ではその後も問題が続く可能性があります。

 

問題はこの年代が学校へ通い、多くの事柄を学ぶ重要な時期であるということです。発達障害のこども達は他の一般のこども達と同じように学ぶことに困難があります。これらのこども達の特質を熟知した人達による適切な対応により一人一人のこども達の抱えている問題の克服を支援することができます。お母さん方の中には障害を認めたくない方も多いと思いますが、こども達のためには出来るだけ早くから療育施設などを効果的に利用するのが良いと思います。

 

療育と合わせて重要なのが神経機能の調整です。ここで特筆したいことは周囲の人に害を加えるなどの過度の行為がない限りは出来るだけ投薬は避けてほしいということです。発達障害のこども達に使われる薬は危険性の高いものです。多くの医師や研究者達が投薬に警笛を鳴らしています。生育中のこども達の脳に大きな影響を及ぼすものです。

 

この問題と深い関わりのある中脳辺縁系(報酬系)の問題である報酬欠陥症候群を自然で安全に調整する方法が米国ホルダー研究所のDr.ジェイ・ホルダーや元テキサス大学神経薬理学教授Dr.ケネス・ブラム等によって提唱されています。(トルクリリーステクニック、ニューロオリキュロセラピー、アミノサプリメント置換療法)